The Accent Colour 作品紹介(赤×福家)

こんばんは、福家です。

先日12月8日をもちましてDetour初となる単独の写真展『The Accent Colour』が終了致しました。

外語祭での展示を見ていただいた方が目黒まで足を運んでくれたりと、写真を通しての人の繋がりを感じられた写真展でした。

ご来場下さった皆さま、本当にありがとうございました!

今回の写真展では一人一色ずつ担当を割り振り、その色を「差し色」として取り入れた写真を展示しました。

展示全体としては「差し色」という大まかなテーマ設定だったため、各色それぞれに写真家の個性がにじみ出た展示になっていたのではないでしょうか。

そこで、今日から数回にわたってそれぞれの写真家に作品紹介を交えながら各色の展示の解説をしてもらいたいと思います。

まさに四人四色、各写真家がどのような想いで作品を撮ってきたのか、ぜひお楽しみください。

第一回目は、福家が展示した「赤」の作品について解説をしていきたいと思います。

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もともと、赤という色に対して「人の意思を含んでいることが多い色」という印象を持っていました。

注意喚起をする時に使われたり(例えば「立入禁止」はたいてい赤で書かれています)、

食欲を増進する色として飲食店がロゴに採用したり、

天気予報で最高気温を表すのに使われたり、

人が何かしらの意図を乗せた上で表れることが多い色だなぁ、と感じていたのです。

そうやって考えているうちに、情熱や野心を象徴するような「熱い赤」と、赤信号や禁煙マークに代表されるような禁止・制限を表す「冷たい赤」の対立が面白いのでは、と思いはじめました。

さらに、その対立の中で葛藤しながら人は(良くも悪くも)子どもから大人になっていくのではないかとも考えました。

小さい頃は、「プロ野球選手になりたい」とか「ケーキ屋さんになりたい」とか純粋な夢を抱えていた一方で、成長していくにつれて、それらの職は選ばれた人たちが就く職であり、自分には到底無理だと自分で思ったり、周りの大人から言われたりします。

そのような、自分が「やりたいこと」を全面的に出している子どもが、大人になるにつれて「社会的規範・秩序」に葛藤しながらも順応していく様子を写真にしたつもりです。

そんな成長の過程を写した全7枚のうち、ここでは3枚を紹介します。

『夏/承/少』

IMG_7485.JPG

人の情熱や野心を表現した4枚のタイトルは全て、「春夏秋冬」「起承転結」「幼児、少年、青年、成人」の漢字を組み合わせて付けました。時の流れ、ストーリー性、成長の様子を表すためです。

『夏/承/少』はその中でも、一番自我が強い時期を表現した作品です。思春期の中学生や高校生くらいでしょうか。

衣装にコンバースのTシャツを選ぶことで少年らしさを、SSを上げてしたたるスイカの汁をしっかり見せることで躍動感を出したつもりです。

撮影地は片瀬江の島の海岸。

撮影当日小田急のデパ地下で山形県産のスイカを購入し、このサイズをモデルさんに一人で食べきってもらいました笑

『妥協』

0I1A0507.JPG

渋谷の交差点(勤労福祉会館前)で撮影した一枚。

ガラス越しの撮影ですかとよく聞かれたのですが、こちらは多重露光で撮影したものです。

こちらは7枚中6枚目という、展示の中でも最後の方の作品。だんだん社会的規範に順応していき、大人になりきる最後の一押しを表した一枚。

様々な人から「それはやめたほうがいい」「こうしたほうがいい」と言われ、思うがままに進もうとしていた若いころの道には進めないことを複数の赤信号で表しました。

進むことをやめてしまうという意味で『妥協』というタイトルをつけました。

『冬/結/成』

IMG_4407.JPG

『妥協』の後に続く、大人になりきった様子を表した一枚。撮影地はやはり渋谷。

自分以外の他者が多く行き交う都市の中で生きていかなければいけない息苦しさを感じられる瞬間を狙って撮影しました。

ただ、自分が「やりたかったこと」に対する情熱・野心の"種火"のくらいものなら、大人になっても持つことが許されるのではないか、そうゆうものが生きていく上でスパイスとなるAccent Colourたりうるのではないかという思いがあり、全体的にやや色を濃い目にして悲壮感を抑えるような現像をしています。

全体的に暗めの作品が多かったのは撮影者の性格がにじみ出ているせいかもしれません苦笑

さて、赤の作品紹介は以上となります。

次回は箭内部員が黄色の作品紹介をする予定ですので、お楽しみに。。。


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